like a fate   ❤act of God❤

 

休日、ホテルのラウンジでお茶をしながら読書、それが彼女にとっての贅沢な過ごし方。

人を見ているのが好きで、おしゃべりが苦手。

彼女...和織はそんな女性だった。

 

和織はカフェインが飲めない。

少々カフェインのアレルギーがある。

フレッシュミントのハーブティーを飲みながら、読みかけの本を開いた。

 

人の気配に本から視線を外し、ゆっくり顔を上げた。

和織の前に老紳士が立っていた。

 

「神様はあなたに会いに来てくれましたか?」

老紳士は柔らかな笑顔を和織に向けた。

 

宗教の勧誘か?!

と驚いていると、老紳士は和織の首に掛かるロザリオを指さした。

 

和織はカソリック、クリスチャンだった。

首に掛けたロザリオを押さえながら彼女は答えた。

 

「神様っているんでしょうか?

 そう思うことのほうが多いです。」

 

老紳士は微笑みながら言った。

「神様はいますよ。

 私は神様がサイコロ遊びをする目撃者ですから。」

 

「えっ...?」

和織には、老紳士が何を言っているか解らなかった。

 

この出会いが、和織の人生を変えていく。

この老紳士と出会ったことが、ワインの道に進むきっかけとなったのだ。

 

 

 

❤︎to be continued 

   

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